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Monthly Archive2月 2007



心理 & 勧誘 Nasrin on 2007年2月25日

好意のお返しをしようとする気持ち

最近になって少し寒い日が増えてきましたね。
これが本当の冬なんでしょうけど、私なんて冬は嫌いですから、
もうちょっと暖かくてもいいのになんて思ってしまいます。

ところで、みなさんは何かいいことをされた時、どのような行動をとるでしょうか?
ありがとうと言って感謝の意を伝えたり、逆にお返しをしたりするのではないでしょうか。
まぁたまに、余計なことを!キィー!! みたいに言う人もいますけどね…

相手から好意を受けた場合に、 それを何らかの形でお返ししようとするのは
とても自然なことです。時間の経過は関係なく、少し時間が経った後でも
その行動にはあまり変化がありません。

このことは、心理学では「好意の返報性」と言われています。
重要なのは、好意を受けた際に自発的にお返しをしようとするのではなく、
無意識のうちにお返しをしようとする点です。

例えば、近所の人からいいものをもらったら、何かお返しをしようと自然に思いませんか?
実際にお返しをするのではなく、お返しをしないといけない、お返しをしたいと
思うことがポイントです。

ビジネス例では、本来有料であるサービスを無料でサービスします、という
チラシやwebを準備して宣伝することで、好意を受けたと感じることが多いそうです。
こうすることで、無料サービスを受けた後に本来の販売したい物やサービスを
紹介すると購入してくれる率が上がるそうです。
うん。気持ちは分かりますね。
タダでサービスを受けて、何もせずに帰るのってちょっと抵抗あります。

新聞勧誘でも、この手法は使われていますね。
勧誘員は大抵、洗剤やチケットを先に無料でプレゼントしてから
「新聞とってよ~」となるわけです。
実際に新聞契約してくれる率が上がっているかどうかは不明ですが…

身近にこんな例はたくさんあると思います。
みなさんにも、好意の返報性を感じた体験はありませんか?

法律 & 勧誘 Nasrin on 2007年2月18日

NOVAだけが悪なのか?

今に始まったことではないですが、NOVAの解約時におけるトラブルが増えているようです。
ニュースだけでなく、個人サイトでも取り上げる人が多いですね。

昔は、勧誘方法が問題となっていろいろ言われていましたが、
ここにきて解約トラブルに注目されるとは、NOVAもなかなか大変ですね(笑)

大まかな判決内容は読みましたが、私にはどうも納得のできないこともあります。
人それぞれ感じ方は違いますので、こんなことを思うのは私だけかもしれませんが…

本当にNOVAだけが悪いのか?

ニュースや一般の人は一方的にNOVAを責めますが、ちょっとまてよと言いたい。
解約返戻金が少ないと言いたい気持ちはわかるんですが、それは単なる駄々っ子でしか
ないんじゃないでしょうか?

NOVAもさすがに企業ですから、契約締結時にキチンとこういう約款です、って
説明をしていると思うんですね。
(いや、一部キチンとしてない教室もあるかもしれませんが、全部ではないはず。)
解約時にはこんな感じで単価が高い状態で計算するので、買った時の単価で
残りの返戻金を計算するわけではないですよ、と最初に簡単には説明していると思います。
もしかしてしてないところが大半だから、こんな裁判沙汰になってるんでしょうか?

私の考えでは、契約時にNOVA・受講者の両方がめんどくさがり屋が多くて
キチンと契約内容について共通の認識を持つことができなかったから
こんなことになってるんじゃないかと思ってます。

そもそも、今日では契約の内容を確認する人がどのくらいいるんでしょうか?
最初に、もし引越し等で解約しなければいけなくなった場合、返戻金はちゃんと
戻ってくるの?またその計算方法は?とか疑問に思わないんでしょうか?

普通は契約条件や解約方法、返金方法をお互いが合意して初めて契約となるはずです。
この当然の理論を前提に考えると、「なんで契約内容に書いていることを不服と言えるのか?」
と思ってしまうわけです。
最初の契約時に確認しなかった受講者にも、若干の責任はあるんじゃないでしょうか?
最初に確認できていれば、こんな裁判沙汰にもならなかっただろうし、
そもそもNOVAと契約していなかったと思います。
他にもたくさん英会話教室をやっているところはありますからね。

今回の件では、NOVAの説明不足が原因なのか、受講者の契約内容の確認を怠ったことが
原因なのかは分かりません。
しかし、双方の契約に関する知識があまりにも乏しいことがこの問題を引き起こしていることは
間違いないと思っています。

この私の意見は、受講者にとってはとてもムカツクものだと思います。
しかし、契約に関してこの機会に改めて確認しておかないと、また同じトラブルを引き起こします。

時事ネタなんか初めて書きましたので、うまく皆さんに言いたいことが伝わったかどうか
分かりませんが、様々な意見が聞けると嬉しいです。

心理 & 勧誘 Nasrin on 2007年2月10日

選択肢という自由

今の世の中は”何でも自由”だという風潮があります。
普段の生活で縛られてると感じることはあまりないですね。きっと。
※仕事で縛られてるとかいう話は置いといて。

契約についても、基本的には自由に行われています。
ただ1つの例外を除いては…

皆さんの中に、選択肢を選んだことがないという人はまずいないと思います。
それくらい、世の中には選択肢というものが普及しています。
選択肢から選ぶことで自分の主張を楽に伝えることができますし、またそれが自由でもあります。
しかし、その行為は本当に自由なのでしょうか?

受験シーズンになるとこんなニュースがでてきます。
「問題の答えが選択肢の中になかったことが分かった。」
その時の受験生が学校に問い合わせて発覚した、ということが何回かありましたね。
どう思いますか?
これはかなり極端な例ですが、選択肢から選ぶということが完全に自由ではないという
いい例ではあると思います。
選択肢から選ぶ形式ではなく、自由記述形式だったらこんなことはなかったはずですね。

人は無意識のうちに、楽な選択をしようとします。
当然、自由に主張をするよりも、選択肢から自分の主張にあうものを選んだ方が楽です。
このことをうまく利用しているのが、今多い悪徳商法の手法です。

必ず買うという前提で、

  • 現金でもお支払いできますよ。
  • 現金が無理ならローンを組んでお支払いいただくこともできますよ。

ほとんどの方が契約されてますよ、と念押しした後に、

  • 今すぐ決めてください。やりますよね?
  • 今すぐ決めてください。もしかしてやらないのですか?

二次勧誘でありがちな、

  • 契約を継続するなら50万円必要です。
  • 退会するなら30万円必要です。

これらは全て2択の例ですが、悪徳業者がよく使う心理術です。
都合よく自分たちの望む選択をさせるよう、あえて選択肢を出して勧誘相手に自由を与えていると
認識させているのです。
本来なら、上記質問には、

  • 買うと決めてませんし、支払うつもりもありません。
  • 今すぐ決められません。しばらく考えさせていただきます。
  • こちらに支払う義務はありません。

といった感じで断るべきなのですが、選択肢から選んでしまう心理が働き、
騙されてしまう人が後を絶ちません。
よく考えることができれば、選択肢から選ぶべきではないことが分かると思います。
また、こういう場合は直感で選ぶべきではないことが分かる場合もあります。
その場合は、自分の直感を信じるべきです。
向こうから突然やってきた選択肢には、選ぶべきかどうかを初めに判断したいですね。

皆さんにも、こういった選択肢に関する不自由を感じたことはありませんか?

法律 Nasrin on 2007年2月3日

契約自由の原則

当サイトには、契約って何?というコンテンツを置いています。
意外と知られていない契約行為について、重要なことを分かりやすく書いたつもりです。
今回は、その契約についてちょっと細かく書いてみます。

契約には「契約自由の原則」というものがあります。
具体的には下記の4つがあります。

  1. 契約締結の自由(契約する・しないは自由だー!)
  2. 相手方選択の自由(誰と契約してもOK!)
  3. 契約内容の自由(どんな内容でもOK!)
  4. 契約方法の自由(契約方法は何でもOK!)

どれも当たり前といえば当たり前ですよね?
私も実際に書いてみて初めて、「あぁそんなん当然やな。」と思えるわけです。
でも、これが当たり前と思えないのが日本の現状ですね。
特に3項については、顕著ではないでしょうか?

  • どんな内容でもOK?

インターネットで契約できるサービスは多いですが、どんな内容でもOKか?と聞かれると
そんなことはないですよね。たいていの場合は、その契約サイトに「約款」というものがあります。
約款で決められている=内容は既に決まっている、ってことなんです。
契約の現状は、これが9割くらいを占めているんじゃないでしょうか。
オークションくらいですかね? 内容がまだ自由な方なのは。交渉できますからね。
あとは、大手電気屋さんとかかな。

コンビニ等でも同じですね。
値段が決められていて、それに応じないと購入できません。
契約内容の自由なんて、ほとんど守られていないんじゃないかと思ってしまいます。
ま、契約しなきゃいいだけの話なんですけどね…

あんまりひどい約款内容や、消費者に不利益を与えるような内容は
消費者契約法で無効にできる可能性があります。
なので、内容で失敗したなって思ってる人は、諦めないでほしいと思います。

  • 契約する・しないは自由?

これはたいていは守られていると思いますが、1つの例だけは微妙なところですね。
今アツいNHKについては、このことを疑問視してしまいます。
今の放送法では、テレビを設置しただけで受信料を支払う義務が発生します。
これでは自由どころか強制です。
民法だけを見たい人までもが、NHK受信料を支払わなければならないのです。
正直、「今払ってる受信料解約したい!」とか思ってしまいますが、それはとりあえず置いといて…

  • 4つの原則全てを無視した例

悪徳商法は、見事なまでにこれをやってのけます(笑)
契約するまで帰らない、脅迫して契約させる(≠契約締結の自由)
契約相手は絶対悪徳業者か提携業者、クレジット会社(≠相手方選択の自由)
ぼったくる為の内容しかない、消費者は損するだけ、内容すら確認できない(≠契約内容の自由)
相手の指示通りしか契約できない(≠契約方法の自由)

うん。素敵すぎます(笑)
正直、「徹底的に叩き潰したんねん!」とさえ思ってしまいます。

これで契約がどういうものか分かってもらえたかどうかは微妙ですが、
豆知識として頭のどこかで覚えておくといいかもしれませんよ。


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